ロスの記念茶会へ

　

渡米1ヵ月後、夫はまだ運転免許を取っていない。
研究所への手続きに時間がかかっていたので、殆ど毎日往復2時間かけて西にある大学へ行く。
勿論運転は私。

送迎するとなると、私は一日4時間以上運転する事になる。
タダでさえも慣れない米国暮らし、運転で一日明け暮れるのはイヤなので、夫の仕事が終わるまで待ってずっと大学にいた。

大学は田舎町にあるし、お店といっても小さいモールしかない。
スーパーへ行くと、蟻の速度でカーとを押して、どの棚も丹念にみて2時間も3時間もかけて買いものをしていた。

四六時中一緒にいるもの疲れてきたので、まだレンタカーを借りたまま生活も落ち着いていないけれど、私だけロスへ行く事にした。

車を手に入れるまでの苦労

渡米直後、ソーシャルセキュリティーNO.を取ったり、口座を開いたり、携帯電話を買ったりと、生活が落ち着くまで忙しい。

私たちは、新年度（9月）が始まる直前に来たので、どこも混んでいて手続きが完了するまで2ヶ月くらいかかった。

いつまでもレンタカーを借りてるわけにもいかないので、車を買うことに。
日本ではいつも中古車を買っていたので、ここでは状態の良い中古車を買えばいいなと思っていたのだが、毎日高速を走っていて、日に1～2台は故障で路駐している車をみていた。

夫はこれから免許を取る予定、私は運転はできるが車の事が分からない上に方向音痴、夫婦して三重苦。

免許を持っているはるたんも運転ベテランのＩさんも車は故障しないことを考えて新車を買ったという。三重苦の私たちが中古車なんてあまりにリスクが高すぎる！
新車購入に予定を変更して、はるたんが車を買ったディーラーへ行く事に。
ここで又更なる別の試練が待っていた。

渡米前夫に車のお金は持っていかなくていいのか？と100回聞いていたのに、夫は全くそのことを忘れていた。
「アメリカなんだからクレジットカードで何とかなるよ」と軽く返事していたので、そんなものかと車の代金は持たずにきてしまったのだが、これが自分たちの首を絞めることになろうとは・・・。

アパートに入居

渡米翌日はＩさんにホテルまで来て頂き一緒にアパートへ移動。

アメリカ採用の話が決まってから、私だけ3月に4日程渡米しＩさんと共に研究所周辺やアパートを見て周った。この時既にアパートを決めて担当者にビザが下りたらすぐ手続きするからと約束してあった。

Ｉさんのお勧めで２bed roomを借りることにした。私はビザの関係で働けないので「狭い部屋にずっと一緒にいると持たないから２bed roomでそれぞれの部屋が
あった方がいいよ」との事だった。
↑このアドバイスは正解だったが、私たちはちっこいちっこい公務員宿舎にいたものだからこの２bed roomはとてつもなく広く見えましたよ。



夫は巨大なリビングに驚きゴロゴロと子どもの様に寝返り回転をし始めた。

でかすぎるアメリカ！

離陸後13時間無事シカゴ：オヘイア空港に到着しました。

9.11以降空港のセキュリティーはものすごく厳しくなっていて、規則も度々変わる。私たちはそれを知らずにスーツケースはしっかり鍵をかけて預けてしまった。



出てきたスーツケースは「セキュリティーのため開けました」シールでグルグルに巻かれて、勿論かぎは壊されて出てきました。とほほ。