びっくりな出来事

blog休憩と宣言しながら今日も書きます。

今日も手続き進めるべく大学に来ることになり、私もお弁当持ちで一緒にきました。

今朝は７時台のバスに乗り、この電車に乗り換えローザンヌへ向かっていました。

後から乗ってきて入口の方に立っていた女性のイヤホンからこぼれてくる音が結構大きかった。ここでは車内で携帯でしゃべるし、こぼれる音に対しても構わないんだなと思っていた。

「ヨーロッパは個人主義だからなぁ」とふむふむと考えていたら、隣りでiPadで本を読んでいた男性がその女性に対して「マドマゼル、音楽の音を小さくしてくれませんか？」とちょっと強気口調で言っていた。なにしろ彼女の音は多分MAXだから普通に言っては聞こえません。となりのムッシュは「そこのあなた！」と大きな声で呼びかけ先ほどのフレーズを繰り返した。マドマゼルは「は？」と言って少しだけ音を小さくした、しかしそれでもかなり大きな音だったので、またもやムッシュが小さくするように言った。彼女はそれを無視していました。そしたらムッシュ立ち上がってマドマゼルの所へ行き、彼女が読んでる新聞を奪い取りビリビリと破き始めた！OMG!

この後はちょっと言い合いになってpoliceがどうのと言っていたので、訴えるとか警察がどうのとか言い争ってたんだと思われます。

マダムを含む数人の私たちは、えっ？そこまでする？！と目配せしながら驚いておりましたが、状況を見守るのみ。

新聞破られた彼女もその場を動かず、ムッシュもイライラしながら私の隣りにずっと座っていました。と、ここで日本人は考える訳です。不快に感じるなら、どうして移動しないかな？でもここはヨーロッパ。そこに座った事によってその人の権利が生まれ、悪い事をしていない(と思っている)人はその場を離れなくていいのです。その場を去るという事は戦いを放棄する事になるのでしょう。

う～っ、単純な私にはその哲学的なヨーロッパの雰囲気は分かりません。

しばらくするとお向かいのお姉さんの携帯が鳴り話し始めました。それに対してムッシュは怒らなかったから許容範囲だったのでしょう。

この一連の出来事を見ながら不思議だったのは、私がドキドキしなかったこと。海外に移動するとスリや引ったくり、危ない事を予測して動く様になります。その態勢がもうセットされているようで、まぁこんな事は日本でもあるから。と冷静だった。でもなぁ新聞破るか？とちと腑に落ちなかった・・・。


朝のびっくりな出来事、ご報告おわりでごさいますm(__)mチャンチャン♪